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24時間セルフモニタカメラ
sandbox
2021-07-16

この2週間くらいごそごそやっていたのは、Androidでのリモートカメラ作り。
作りたいのは24時間の日常動画ログから有効情報を取得することで思考と記憶をサポートするツール。
自分が見る日常全画像を取得して、サーバーで解析して、有効情報をMiツール類で集計して報告するシステム。

現在でも私は360度カメラでライフログを集めて圧縮してBDに蓄積しようとしている。
こちらの目的は「体が動かなくなるほど歳老いたときにかつての日常風景を再生することで生活イメージを取り戻す」目的のライフログである。
今回の目的はそちらではなく、その場でほぼオンデマンドに解析して、日常の行動支援に使おうというものだ。
範囲は屋外は含まず完全に自分の室内のみ。解析はデバイスでは行わずサーバー側でほぼオンデマンドで行う方向で検討。
解析部分はいろいろ試行錯誤したいので都度デバイスにデプロイでは面倒な気がするのだ。

そのために24時間、体に付けて録画するのに適切なカメラを探していたのだが、普通の小型カメラはSDカードなどに2時間程度記録するという製品がほとんど。
モニタ目的にブラウザで見る事が出来るという機器もたまにあるが、それらもカメラ自身をオレオレサーバーとしてクライアントはWiFiをつなぎ直す必要が あるものがほとんど。防犯用ウェブカムは体に付けて動き回れるものはほとんどない。
今回の目的では室内のWiFiと共存して、自分の体に日常に付けて、サーバー機器に解析に向いた形式の動画を送り続けるという動きを作りたいので 出来合デバイスでは難しそう。

手作りデバイスだとラズパイなどもあるが体に付けるサイズという意味ではハード手作りはちょっと厳しい。それにハードを作るのが目的ではないので ここで時間を使うのはあまり適切ではない。
で、汎用プログラミングが出来て、入手がしやすく、携帯目的で運用出来るという形ならとりあえずAndroidで作るのが無難かなと。
電源はどれを使おうとも連続撮影では数時間ももたないだろうから、
モバイルバッテリーで強化した上で必要があれば一日に数回バッテリーを切り替えるくらいの感じを想定。

Androidスマホデバイスは結構手持ちがあるのだが、極端にOSが古いか、ごく最近のデバイスだがバッテリーが完全に壊れているかの両極端しかない。
(とりわけ最近のAndroidは寿命管理が厳格なのか、寿命が過ぎるとすくに動かなくなる。。。
もう普段使いのPixel 4XLもバッテリーが膨らんでしまっている。すでにQiiが死んで、Felicaも死んでしまったのだがなんで動かなくなったのかと思ったら バッテリーが膨らんだせいだということが分かった。。。)

普段使いのスマホとは別にしなければならないのでとりあえず今回は安物Androidスマホを買うことにした。
すごく安い機器も多いのだが この際、MOTOROLAを選んでみることにした。MEK-6800D2以来のモトローラ製品なのでちょっと縁起担ぎである。

解析はこの前使い方の道筋を付けたopenCV。まだその先は決めてないけどTensorflowあたりを使うのが定番なのだろうか。
Android側のカメラプログラムもここであまり時間は食いたくないと思って、オープンソフトあたりがないかとネットでいろいろ検索してみた。
残念ながら完全に目的に合致というものはなかったのだが、それぞれの記事はそれなりに役立つものがあり、それらをスクラップアンドビルドしながら 切り貼り中。

とりあえず動画撮影してサーバーに常時接続で送るところまでは動くようになった。もうちょいだけ工夫がいるかな。
連動がそこまで通ったら日常動画解析まで行ける。

24時間自分が見る日常動画を解析するという用途は一般企業では難しいだろう。
生活の恥ずかしいものが写ったり、パスワードが写ったりする可能性があるわけで、そんな動画はどんなに分厚いプライバシー資料を提示されようと とてもじゃないが一般企業に渡したりはできない。
自分はわりと「プライバシーを完全に守るのは不可能。そこに手間をかけるくらいなら多少個人情報が漏れても利便性が得られるほうがよい」と思っているのだが その私でも24時間動画を他人に渡すとかちょっと無理。

自分でツールを作って自分で解析するからアリな話である。