AIスピーカーと結婚というシチュエーションを思い浮かんだときに、バージンロードを歩かせるという話にしたいと思ったのだが、じゃ足がいるよね。と、か細い足がAIスピーカーについてる風の記述を追加。
ちょっとキザなセリフを言わせたいと思って、服を褒める文を入れようとしたら、ウエディングドレスでは長すぎて入らないし少し語呂も悪い。タキシードなら入るのでは、と思い立った時点でAI攻め×男受けって妙な図式が成立して「ああ、よく読むとそうだね」的なトリックをはめ込むことにしたわけで。ここで人側を男にすることで決定。
他の54文字でもそうなのだが、54文字に無理矢理入れ込もうとするとき、冗長な表現や助詞がガリガリ削られて、名詞も固有名詞にすると文字の無駄になり、誰でも分かる短い一般名詞をどうにか とかいじっているときに、妙にキャッチーな語が出来たりするのです。文字数が制限するのは、自分の文の下手さをごまかす効果だけでなく、文の作りを骨太にして、造語効果もあり なかなか面白いものだと思います。