世の中のすべての物は作りかけなのだ。いまだかつて完成したことなどない。
子供の頃は思ったことがなかった。強者は強者のままで、権威は権威のままで、一流は一流のままなのかと思って、羨望のまなざしで見たものだ。
何十年も生きてみると、強者は入れ替わり、権威は入れ替わり、一流は消えて無くなった。
絶対と思ってたものも、結局は作りかけの過程でしかなかったということだ。ただ故意に目立たせていただけ。
世の中のすべての物は作りかけなのだ。
だから今からでも新しいものを作ること・追加すること・改良することは出来る。
捨てたものではないのだ。