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花は7割方きれいなものだ
yahooj-port
言葉の欠片
2009-08-11

美しい花でも、傾ける角度によっては、怖くて汚いものに見える。複雑な造形の花ほどそういう角度がある。 それは事実だ。 もしあなたが何か悩み込んで、「花って怖いよね」「花って汚いよね」と言えば、それは否定できない。 それは事実だ。 ただ、花が怖いのは事実であっても、その面を選んではいけない。 花は7割方はきれいなもので、角度によっては汚くなるのが事実だとしても、きれいな角度を自分で意図的に選んで、「花はきれいなものだ」というのが正しい。 人はセンシティブになるときがあって、花の怖い面が見えたのだとしても、自分の心の中で「花は怖い」という方向を選択し続けてはならない。自力で(誰かの力を借りてでも)角度を変えて「花はきれい」だという選択を選んで欲しい。 暗部を選び続けると思考の迷宮に入り込む恐れがある。 常識という形で語られ続けている言葉は、古くさい誤った迷信ではなく、迷宮に入り込まないため先人によって作られた道しるべである。 選択を制御する力は重要なのだ。 P.S. 唯一付け足すとすれば、「花が怖い」のは事実なのでそれを忘れる必要はない(忘れてはいけない)。ただそれでも花は7割方はきれいなものだ。それをもってして「花はきれい」と選ぶべきだ。