無題ノート7

会社の同僚が亡くなった。
仕事のこととか残された家族の話とか、他の人でも同じであろう重い話は山ほどあるが、ここでそれを語っても彼を知らない人々には伝わらないことだから別の局面から。
彼が担当してプログラミングしたソフトウエアは、今現在の時点で
「普通の規模のパソコンショップなら、定番ソフトの棚の中に陳列されている」
大ヒット商品というわけでも、誰でも一度は聞いたことがあるとまでは言えないかもしれないが、その分野、そのプラットホーム上でなら、店員も定番の一つだと間違いなく言うだろう。ユーザにも愛用者が多いと聞く。
「この世界は死者の遺産の山で作られている」
頭ではわかっているはずのことだが、目の前で見るパッケージは重い。
(記述時期:コード採掘場記述の頃以上は不明)
現時点の追記:
残念ながら彼の直接担当したパッケージをもう店で見かけることはない。
思い出は残りつつも、走り続けなければならないということなのだろう。