無題ノート5

ソフトウエアは深夜の吐息と夜明けの息吹を吸って育つものだと思っている。
だから(仕事の場合であっても)お気に入りのソフトを作るときは、少なくとも1日は徹夜でコードとつきあってやる。1日で済むことはほとんどないけど、時には酒入りで。
星降る夜のかけらを吸い取ったコードは、MPUとHDの中で静かに、キーボードの上でパチパチ音をたてながら育つ。そして朝日のディスプレイの中で、コードはたどたどしい歩みを見せてくれるのだ。
「人の眠りを食っておきながら、よくもまぁそんなに元気なものだな」とウインドウに向かってささやく。そしてソフトウエアの神に感謝をする。
徹夜は私にとって、生み出されるコードのためにソフトウエアの神へささげる儀式のようでもある。
(記述時期:コード採掘場記述の頃以上は不明)