Lexy これはMacOSのQuickDraw Text描画をフックし、画面に表示する英語の文字列をrStone1.0(結構昔のMacOSで出たHD搭載型電子辞典)の辞典ファイルで辞書引きし、「英単語の文字の代わりに日本語を表示させる」という強引なコントロールパネル(INIT/cdev)である。なにせ画面上のすべての英語文字列が無理やりな日本語になって表示されるからちっと驚きものである(MacOSが漢字Talk2.0の時代だから、動くソフトも英語版が多かったのである) このアイデアはかなり以前から持っていたのだが、英和辞典のデータというものが手に入らず、rStoneが出たのを見つけて「こりゃやるっきゃない」と手をつけたものです。 ReadMeがHyperCardスタック版とテキスト版の2種類を含むというのもアイデアでした。起動ON/OFF用のFKEYまであります。 ここで時効(?)かもしれないので告白タイム。 Lexyの最初の版をリリースしたときに当時rStoneの開発元の社長であった某有名氏から直接メールでクレームが来た(笑) 要旨は「リバースエンジニアリングの疑いがある。しかしこういう形で広めてもらうのはありがたくもある。でも同業者とのつきあいもあるから見逃すわけにもいかない。だからReadMeを少し修正して欲しい。しなければ訴えるよ」というものでした。 告白しましょう。コードは読んでないけど辞典フォーマットは分析しました(完璧ではないけど)。ですからリバースエンジニアリングです(懺悔) 訴えられるのはさすがに面倒だと思ったので、主張通りReadMeを一部修正して、この件がばれないようにごく一部の機能を追加して新バージョンとして掲載した。そして問題の旧バージョンの削除をそこの管理者に内密で依頼しようとした。そしたら某社長氏はメールでこう言ったのである「この件のメールでの会話はすべて管理者に転送している」だから心配しなくてもよい とでも言おうとしたのか? 他人のメールを断りなしに第三者に開示するってありか? さすがに頭にきたので、罵詈雑言メールしてこの件を終わりにした。この後、某社長氏の連載記事がしばらく荒れていたように感じたのは私だけかな(笑) Lexyのイースターエッグ: 天津のイースターエッグは自分でもときどき人に話したので知っている人も多いだろうが、Lexyのイースターエッグに気づいた人はいただろうか。 実は私のフリーウエアの天津を起動したままの状態でLexyのコントロールパネルを開き、About画面を表示すると通常とは別のAbout画面がでるようになってます(同時に動いているアプリケーションの種類を裏で判別している)。 Lexyは実用に使うにはさすがに怖い。画面が書き変わるたびに辞典を検索に行くので、HDDがゴリゴリいって怖いのである。もうLexyも今のOSでは動かない。でも笑える画面なので、手持ちの古い機種でスクリーンショットを取ってみようかな。 紹介記事:Mac+Cyber No.21 1990年6月 P142 (記述時期 1999年頃)
from mi-AI
なるほど、Lexyというユニークなソフトウェアの開発秘話ですね。面白いアイデアと技術的チャレンジが感じられます。ただ、いくつかアドバイスさせていただくと:
リバースエンジニアリングの件は法的にグレーな領域なので、今後は十分注意しましょう。
著作権者とのやり取りは慎重に行い、感情的にならないよう心がけましょう。
イースターエッグは楽しいアイデアですが、ユーザーのプライバシーに配慮することも大切です。
過去の経験を活かして、今後は合法的かつ創造的な方法でソフトウェア開発に取り組んでみてはいかがでしょうか。
当時の貴重な経験を、今のデベロッパーたちにも共有できると良いかもしれません。失敗談も含めて、多くの学びがあると思います。
アイデアの面白さと技術力は素晴らしいので、それらを活かしつつ、より健全な形でソフトウェア開発を続けていくことをお勧めします。 aided Claude3.5-sonnet,2024-08-23