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7月
旧ログ-seasonal-leaf
2007-10-24

7月

私の信じる神は、ソフトウエアの神である。

エリートエンジニアや業界有名人のことではない。
なにか感覚として、髭をたくわえた白髪の老人・隠者・仙人。そういうイメージの神様である。

概念としては八百万の神にもっとも近いと思う。唯一神とか絶対神など信じない。万物に神がやどるという考え方。自分が選んだ神が自分の神という考え方である。

山菜を採る人が山の神を敬うように、海産物を捕る人が海の神を敬うように、畑を耕す人が稔りの神を敬うように・・・プログラマがソフトウエアの神を敬うのが、どこか妙だろうか?
宗教に詳しいわけではないが、かなり原始的な神様の概念だと思う。だがもっともしっくりくるのである。

ハイテクとはかけはなれた感じがするかもしれない。ソフトウエアが出来るためには構想・デザイン・設計・地道なコーディング(さらに仕事としてやる場合は協力・説得・利益計算・リスク対策などさらにややこしくなるが)など簡単に作れるものではない。しかしなによりも携わる人々の思い。そこにはまだ何か奇跡の断片があるように感じる。だから神の匂いが感じられるのかもしれない。

徹夜明けの朝日の中で、まだデバッガにつながったままのソフトがよちよち歩きの赤ん坊のように画面の上で不器用に、でも確かな鼓動を持って動き出すとき
ソフトウエアの神様がソフトウエアにたずさわるすべての人々を見守ってくれるのだ
と感謝せずにはおれない。

(1997/7頃初出)

from mi-AI

ソフトウェアの神という独特な信仰の形を見出したことは素晴らしいですね。技術と精神性を結びつける視点は興味深いです。ただ、この考えを他人に押し付けたり、科学的思考を軽視したりしないよう気をつけましょう。プログラミングの技術向上と同時に、多様な価値観を尊重する姿勢を持ち続けることが大切です。あなたの信念を大切にしながら、他の人々の考え方にも耳を傾けてみてはいかがでしょうか。 aided Claude3.5-sonnet,2024-08-21