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無題ノート12
旧ログ-コード採掘場
2008-07-09

やっぱり仕事が一旦本格作業に入るとフリーウェア側の作業はなかなか滞るな・・・ 大昔(まだ初期世代パソコンとワンボードが混在しているような時代)読んだ雑誌で、当時有名なプログラマが次のように言っていたのを覚えている。 コンピュータを自在に使う子供たちは、自分達をまるで世界の王様のように思っているものだ。そして私達もそう思っているのさ。 私もその話に妙に同感したものだ(その頃の私の歳は、その子供達と、話に出てきたプログラマの間くらいではなかっただろうか) 当時のパソコンは情報インフラツールではなかった。それ自身が対象であり、優秀なハードウエア使いとソフトウエア使いは、まさにパソコンの世界の王様と言えただろう。 その作る世界は1人(もしくは数人)の人間の思うままの世界。イマジネーションをプログラム言語を通じて、パソコンへ投影する。それは今で言うバーチャル世界に通じるものがある。 コンピュータを自在に使う子供たちはその世界で遊んでいたのだ(冒頭のプログラマや私のようなアダルトチルドレンも) 今はもうそういう時代ではなくなった。 コンピュータ技術がパソコンという形を通じて、すべての情報化可能な文化のインフラに使われるようになり(ワープロ~インターネット~データベースなど)、そのパソコンはさらにシンクライアントで置き変わろうとしている。もはや1人の人間で思いのままに動く世界ではなくなった。人・金・メディア操作を始め、あらゆる社会的力が必要である。 さらにパソコン使い達が感じていた、バーチャル世界をマルチメディアという形で一般文化の中に引っ張り出してきた。 否定はしない。私も楽しんでいる。しかしこれ以上のバーチャル世界の進化が何をまねくのか私には予想がつかない。 世の中の全ての人が 私は世界の王様(女王様)なのだ。 もしくは逆に あなたは世界で9億5千2百4十7番目のランクの人です。 と思わせられる世界が何を生み出すのか私には見えない。 (記述時期:コード採掘場記述の頃以上は不明)