世界にノイズなど存在しない。
人に認識できなかったものが結果としてノイズと呼ばれる という観点がある。
すべての事象に原因がある という観点なのだが、ヒトがそれを処理できる必要はない。
すべての原因を探索するという行為をヒトがやったら、完全に能力をオーバーフローする。おそらく精神が保てない。
省略する能力、忘却する能力が知的能力として重要なのは言うまでもない。すべてを探索するというのはむしろ機械の仕事である。
一方で、ヒトが大発見と呼ぶものは、そのノイズに見える事象の中に含まれることも多い。
だから、ヒトと機械の中間の性質を持つ知的機械は、すべてのブレイクスルーとして期待されているのだ。
それがいつ作られるのか。個人的な感触で言えば、もうそれほど遠い未来ではない。
知的機械をSFやアニメでしか語れない時代は終わりに近いはずだと感じている。
(自己のTwitterから再録追記)